澱粉の塊の球根。
 これは、動物にとっても、土中に住む昆虫などにとっても、
素晴らしい食べ物、栄養源である。
カタクリの天敵は・・・多い。
枯れ葉の中では天敵・・・を防ぐことは出来ない!
枯れ葉の下の固い土の中に球根を潜らすことにしたのかもしれない。
枯れ落ち葉の中よりも安全である。
材木腐朽菌が枯れ葉を分解し、雨水はこの養分を土に流し込んでくれる。
この状態で冬を越せば安全に保存できる。
そういうことでカタクリの球根は深く深く潜る・・・。

カタクリ栽培は・・・深いところに球根があるから難しいという人がいる。
それは間違った考えである。
枯れ落ち葉の中から掘ってきて、軽石、赤玉、鹿沼に植えれば、
この用土には炭素循環がないから・・・年々貯金がなくなり・・・やせ細る!
短い光合成期間に、更に枯れ落ち葉由来の糖エネルギーがない。
だからやせ細る!

カタクリ栽培は・・・・ラン栽培より難しい。
カタクリは水ゴケではほとんど栽培不可能である!
ましてや、植物工場で播種から数年かけて成株に育成することなど考えられない。
早春のサンサンと降り注ぐ太陽に光。
初夏には葉の残骸すらない。
柔らかい葉は・・・短時間の中に材木腐朽菌の餌さになる。
カタクリの葉の養分は夏草の養分になるのである。
カタクリはSUGOI-neで自生地と同じような姿で株の維持、繁殖することがわかった。
これまでの枯れ落ち葉削除の栽培では2,3年で絶種する。
ラン栽培よりも困難であった。
肥料を与えても良く生育しなかった。
その原因は、枯れ落ち葉の材木腐朽菌であった。


炭素循環が構築されてるSUGOI-ne栽培で、
写真のような球根が形成されるのである。

考察
 早春、芽出しから展葉、開花までの約10日間の生長するためのエネルギーは、
 前年貯蔵したカタクリ粉の澱粉で賄う。
 この炭素を急激の燃やして、早春の光を独占する。
 問題の場面は・・・その次のステージである

 カタクリの球根と根

   1 前年の球根、養分が全て消費され痕跡状態。
   2 今年の球根。
   3 枯れ落ち葉の朽ちたところに伸びる根。
   → カタクリは芽生えて数年間は地中深く、深く
     潜るように球根が出来る。
     根の位置から下に球根が出来ようになっている。
     写真は成株。
     この成株になると、それ以上深く潜ることはなくなる。


  根の状態。
   枯れ落ち葉の中に根を張る。
   枯れ落ち葉に張る根は細く、こういう根は他の植物にも
   多く見ることが出来る。

 掘ったところ。
 青いのは水道のビニールホース。
 短期間の光合成のみで、このようにカタクリ粉の原料になる
 澱粉を製造できるのであろうか???・

 材木腐朽菌による炭素循環の糖、糖質が
 関与しているのではないか????

 6月15日に鉢上部のSUGOI-neを取り除いた状態。
 来年の芽が太く準備されている。
 芽の数が増えている。

 写真
   SUGOI-neの炭素循環栽培のカタクリ。
   4年栽培した鉢。
   芽の数はドンドン増えてゆく・・。


  これまでの栽培は赤玉、鹿沼、軽石など使う。
   2,3年で絶種!
   ラン栽培より難しい・・・・・


  この原因は枯れ葉の炭素循環がないからである。
日本の里山雑木林の早春の花カタクリ。

この何所の里山でも見られるカタクリ。
カタクリ粉。
この古来有名な澱粉はカタクリの球根から得る。
この澱粉のこと考えると、里山の村で・・・畑で栽培が試みられただろう。
しかし、畑で農業的に栽培され製品化されたという話は聞かない。
このカタクリ粉は「クズ粉」と同じように山の幸として、自生地から掘った球根が原料であろう。
なぜカタクリを農業的に畑で栽培できないのか????
同じユリ科の植物にはチューリップ、タマネギ、ネギ、ニンニク・・・のように大栽培されているものも多い。
なぜ出来ないのか????
カタクリ栽培鉢難しい!
畑、鉢、庭に植えた時、2,3年で絶種する!
永年にわたって花を咲かせ株を保存するのはラン栽培より難しい。
日本のカタクリ、ヨーロッパ原産のカタクリ。
宇井清太も中学、高校時代の昭和20年代に、ヨーロッパカタクリを庭に植えたことがあるが、
庭が自生地になることはなかった。
しかし、日本の里山にはあちこちに大群生地がある。
この自生地を良く見ると・・・・・・
分厚く堆積した枯れ落ち葉。古いものは下層にして段々上に新しい枯れ葉が堆積する。
この場所には腐敗臭がない。
なぜか????
落ち葉を腐敗させる菌が生息する場所でないからである。
枯れ落ち葉を静かに朽ちらす好気性菌の材木腐朽菌が主役の地表である。
ここには材木腐朽菌による静かな燃焼である炭素循環が、
春から秋までの期間行われている。
雑木林の早春の花・・・カタクリ、イチリンソウ、福寿草、ユキワリソウ・・・などは、
この枯れ落ち葉の炭素循環で生まれる糖、糖質で生きる植物である。
これらの植物の特徴は、雪解け後素早く花を咲かせ、葉を出し・・・・
早春の光を独り占めして光合成を行なう。
葉のある期間はあまりにも短い。
ということは光合成を行なう期間が短いということである。
この短い日数の光合成のみのエネルギー生産で
   生命を維持、種族を増殖させることができるのか???
そういう疑念が湧いてくる。

早春の花 カタクリに見る炭素循環
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